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2010.04.01着 ニュース詳細

フィーダーフリー無血清培地のiPS細胞での応用例

 

 

 


mTeSR™1は、Feeder free/Serum free/Definedの

ヒトES/iPS細胞メンテナンス用培地です。BD Bioscience社の

ヒトES細胞に最適化された hES Qualified Matrigel™

(Cat#354277)とコンビでご利用いただきます(Matrigelの

ご購入・お問い合わせは、日本BD様までお願いいたします)。
mTeSR™1 (エム・ティーザー・ワンと読みます)は、

modifiedTenneilleSerumReplacer1の略で、

Wisconsin-Madison大学の研究ファンドであるWiCell™

Research Instituteで開発された信頼ある培養技術を、

StemCell社とBD社のコラボレーションで製品化したものです。 

   

 

iPS細胞での使用

 

mTeSR1はヒトiPS細胞をフィーダー細胞なしで維持培養することが可能なdefinedな培地です。

 

ヒトiPS細胞をフィーダーフリーで誘導


Feeder-free derivation of induced pluripotent stem cells from adult human adipose stem cells」スタンフォード大学の研究員が投稿した論文中で、ヒトiPS細胞の誘導方法として

マウスフィーダー細胞のコンタミネーションを無くす新たな方法が述べられています。

脂肪細胞とDefinedなフィーダーフリー培地mTeSR1を組み合わせることにより

細胞を多能性状態に再プログラムすることが可能であったと報告されています。

iPS細胞は、患者特異的な代替細胞のソースとなり得る可能性がありますが、これらの

細胞を作るための方法はマウスフィーダー細胞を使用する方法に頼っておりクリニカルな

使用には適しておりません。本文献のsenior authorであるDr. Joseph Wu,

Assistant Professor of Medicine andRadiology at Stanford University は

以下のように述べております。


"The fact that adipose cells can now be reprogrammed without the use of

contaminating feeder cells means we are one step closer to being able to use

these cells in the clinic,"
 

 


1.    ヒトiPS細胞はmTeSR1で維持培養可能です。
 
mTeSR1で培養したヒトESおよびiPS細胞の形態
(A)H9ヒトES細胞と(B)MSC-iPS1ヒトiPS細胞をmTeSR1を用いフィーダー

細胞なしでそれぞれ96日間/16 passagesと37日間/4 passages維持培養

した。細胞ははっきりした輪郭を持ってコロニーを形成しており、高い核/細胞質比

を有している。

 


2.    mTeSRで培養したヒトiPS細胞は未分化マーカーを高発現しています
 
mTeSR1で培養したヒトES細胞およびiPS細胞における未分化マーカーの発現
mTeSR1でそれぞれ102日間/17 passageと45日間/5 passage培養した

ヒトES細胞およびiPS細胞での(A)Oct-3/4と(B)SSEA-3発現レベル。未分化な

多能性幹細胞の高品質な培養の結果として90%以上が全てのマーカーを発現

している。

 

iPS細胞に関するレビューはコチラ

 

【iPS細胞培養の参考文献】


Stem Cell Research / 9 January 2008
Heterogeneity of pluripotent marker gene expression in colonies

generated in human iPS cell induction culture.
Masaki H et al

Sciencexpress Report / 20 November 2007
Induced Pluripotent Stem Cell Lines Derived from Human Somatic Cells

Junying Yu et al

Nature. 2008 Jan 10;451(7175):141-6
Reprogramming of human somatic cells to pluripotency with defined factors.

Park IH et al

 

 

製品資料

 

   
 

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